狎鴎亭のモダンなレストランで、ヘルシーな麦ご飯定食はいかが!
こんにちは!ソウルナビです。ここ数年、韓国ではウェルビーングブーム(健康ブーム)がすっかり定着して、体にいいものには皆さん敏感。特に新しくオープンしたレストランに行くと、「ウェルビーング食」という言葉を最近やたら耳にするんですよね。でも、そんなこだわりのヘルシー料理を食べに行くのもいいけれど、韓国の昔ながらの素朴な料理がまさに健康食!中でも昔から庶民の味として親しまれ、最近見直されてプチブームになっている料理、「ポリパッ(麦飯)」のお店をご紹介しましょう。場所はオシャレな街として知られる狎鴎亭(アックジョン)の駅前。お昼は行列ができるほど人気という「サウォレポリパッ(4月の麦飯)」です。こちらのお店、ポリパッの庶民的なイメージとは違ってインテリアも雰囲気もなんだかモダンでオシャレ。ではさっそくお店に伺ってみましょう
狎鴎亭駅から歩いて1分!狎鴎亭駅から大通り沿いを進んでいくと「サウォレポリパッ」と書かれた黄色い看板を発見。看板がかなりシンプルなので遠くから見たときはこじんまりとしたお店?普通の食堂?と思っていたんですが、なんだか違うよう。看板のすぐ横には黒い石の螺旋階段が続き、外からそのままエスコートされるようにお店へ。あら、この階段からして普通の食堂とは違う、なんかオシャレな雰囲気。しかも竹や花が飾られ、稲穂?のポスターまで貼られ、自然派レストランって感じ?!
ここが麦ご飯の専門店?!店内はここが麦ご飯の専門店?!と思ってしまうような、とってもシック&モダンなインテリア。なんとなく、いや狎鴎亭という場所柄か、お客さんも皆さんハイソ&オシャレな方が多いような・・・。まず床や壁は木やガラスなどの自然素材を使い、入口カウンターの後ろに飾られた陶磁器や食器も、壁一面に広がる伝統模様も、背後に流れるジャズ音楽もすべて調和・・・ん、この雰囲気は、狎鴎亭や清潭洞のフュージョンレストランみたい。昔ながらの伝統家屋や古びた感じのお店を想像して行ったらイイ意味で予想が外れるかも!?ホールはテーブル席と広い畳席があり、奥には個室もあります(テーブル席)。この個室はパーテーションで人数を調節でき、5~10人の少人数の集まりでも利用できるし、50人ほどの団体での利用もOK!
ヘルシーな麦ご飯定食!
看板メニューのポリパッ(麦ご飯)は10種類の山野菜のナムルと麦ご飯、自家製味噌で作ったテンジャンチゲ(味噌鍋)、キムチ、海苔、唐辛子の醤油漬けなどのおかず、そして生野菜がセットになったもの。韓国では同じテーブルだと一つのお皿や鍋を一緒につつく場合が多いのですが、こちらはチゲも野菜もおかずも、すべて1人分ずつ出てきます。また、麦ご飯は普通の白飯と麦飯を半分ずつにしてもらうこともできますよ。
食べ方はナムルをご飯に載せ、お好みでコチュジャンやごま油を掛けてビビンバのように混ぜて食べてもいいし、葉もの野菜にご飯と味噌を包んで食べてもいいそう。いろんなナムルとプリプリした麦ご飯のつぶの食感もいいし、自家製コチュジャンも甘さと辛さがちょうどいい。そして、なんといっても野菜が多くてヘルシー。
コドゥンオポッサムチョンシッ(サバのキムチ筒煮定食)
サバをキムチで包み、大根や海鮮を入れて煮た料理。土鍋入りなので、テーブルに運ばれてきたときもまだぐつぐつ、ぐつぐつ、あっつあつ。キムチをめくってみると、しっかり煮込まれたサバが顔をだします。これはご飯がいけちゃいそう。
キムチヘムルジョン(キムチと海鮮のチヂミ)
定食と一緒に何か一品・・・というとき、このチヂミがちょうどいいかも。キムチにイカやエビなど海鮮入り。トンドン酒(どぶろく)や伝統酒などもあるので、お酒のおつまみにもぴったりですよね。
パサップルコギ(プルコギ)こちらはお肉メニューもあり。中でも人気はトムベコギという済州の名物料理で、まな板盛りで出てくるポッサム(ブタのゆで肉)、そしてこちらの石鍋入りのプルコギ。お肉が食べたいときにどうぞ。
いかがでしたか?こちらは「麦飯」の庶民的なイメージとは違い、ゆっくりと食事を楽しめる高級店ふう。その割にお値段もお手ごろだから、若い女性から年配の方まで幅広い年齢層に人気だそう。また、麦ご飯専門店といっても、その他にもいろんなメニューがそろっているので、ランチに毎日やってくる地元の人も多いとか。旅行のときはあれも、これも食べたい、という方にもぴったりですよね。あっ、それから、店長さんに聞いてみたところ、芸能人もよく訪れるそう。ちなみに韓流スターはいませんでしたが、ナビが知っていた芸能人は大物のキム・テヒでした~。皆さんも狎鴎亭にある健康食レストラン「サウォレポリパッ」行ってみて下さいね!以上、ソウルナビでした。