ホーチミンから日本への乗り継ぎで利用しました。仁川到着が午後9時頃で、日本への便が午前10時だったので、あまり滞在時間がないことから、ホテルではなく、こちらのサウナを利用することにしました。外国人向けのチムジルバンは利用したことがあったものの、こちらのような一般的なものが初めてだったため、利用に不安がありましたが、近くにいた利用者さんに身振りで聞いてみたところ、使い方を身振りと韓国語で教えていただき、なんとなく利用方法が分かりました。
ビルの6階にあり、エレベータを降りると受付です。夜間だったので、チムジル服を含めて、10000ウォンを支払いました。半袖短パンの服と一式と、ハンドタオルを2枚、それからロッカーのカギをもらいました。女性は受付の右側に入口があり、入るとすぐに下駄箱があります。ロッカーのカギの番号と同じところを利用し、カギをかけます。その隣にロッカーがあり、コロコロバック程度なら入りそうです。
ロッカーで親切な方に、利用方法を教えてもらい、まずは服を脱いでタオル一枚を持って、階段を降りて体を洗うのだそうです。本当に親切な方で、シャンプーとリンスを貸してくれそうになりましたが、それは事前情報で持ってきていたので、遠慮しました。階段を降りたところには、日本の大浴場のような場所があり、壁沿いにシャワーとイスと洗面器があります。石鹸もいくつか用意されていました。真ん中には大きめの浴槽が2個あり、奥にはサウナが2個(スチームサウナと普通のサウナ)、そのさらに右奥には垢すり台がありました。
表示では、シャンプー、背中、垢すりと料金が書かれていたので、垢すりもやってもらえそうですが、私が到着したのが夜10時か11時頃だったので、すでに営業終了したようです。朝は7時からなのかな、そんな表示がありました。
歯磨きもこの浴場でしてもよさそうです。他には洗面所的なものがなく、ロッカーのところにトイレがありましたが、歯磨き禁止の旨書かれていたので、歯ブラシも持って行って大浴場を利用する方がよさそうです。
一通り洗い終わって浴槽であったまったら、借りたタオルで拭いて、ロッカーまで戻ります。そこで、借りたチムジル服(半袖短パン)を着て、今度は売店脇を通過して、韓国式サウナのほうへ向かいます。女性側から出てすぐに、簡単な食堂があり、ペットボトルの水やお茶もここで買えました。現金です。夜中だったので、食事をしている人はいなかったです。
食堂を過ぎると広くなっていて、あちこちでマットを敷いて寝ている人がいました。さきほどの親切な方が寄ってきて、マットと枕を好きなところに持って行って寝ればいいと、また教えてくれました。またその壁際には、韓国式サウナ(チムジルバン)があり、そこも入ったらいいと教えてくれました。
朝、寝過ごしてはいけないと、気になってそれほど寝られませんでしたが、平日だったせいか、利用者も少なく、騒ぐ人やいびきのひどい人もいなかったです。係の人も一時間に一度見回りをしてくれていたようです。そして、親切な方は寝るときも親切で、途中で目を覚ますと、すぐ近くに寝てくれていました。
朝、予定通り目を覚まして、もう一度階段を降りて、顔を洗い、ざぶんと湯船につかってきました。ロッカーのところに鏡があるので、そこでメイクをして、借りた服やタオルは、階段の降り口に大きな籠があったので、底に入れて返却だそうです。
乗り継ぎなどで、韓国に入国するものの、あまり時間がない場合、それから、帰国便が朝早い場合もお勧めです。空港鉄道で、雲西(ウンソ)駅は、貨物ターミナル駅の次で、第二ターミナル駅からでも15分ほどのところです。駅からは5分ほどでサウナに着きますので、空港まで片道30分も見ておけば、十分な距離です。
観光客向けの施設ではないようですが、外国人も見かけますし、英語や中国語の表示もあります。地元の方の迷惑にならないよう、マナーを守りつつ、上手に利用したい施設です。
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